色々

突然の酷暑の中、10日に期限が迫っていた書画展に行ってきました。


明から清の時代の中国絵画、書跡が展示されていました。
書にはまったく造詣がない私には、解説を読まないと意味も分かりませんが、描かれた花鳥画山水画はとても参考になりました。特に八大山人が残した「安晩帖」の複製が自由に見ることができ、ポスターにもなっている魚の絵を始め、簡潔だが生を感じさせる花鳥絵はう〜むと唸ってしまいました。
この日は日差しがもどってかなり暑い日でしたが、京都は相変わらず多くの観光客でぎわっていました。

あくる日は「かめおか宗教懇話会」主催、講師は「神社本庁総長・岩清水八幡宮宮司」田中恒清氏で、「日本人の自然観を世界に」という演題の講演会へ行ってきました。

日本人の自然観は今や世界中(特に欧米)から注目されていて、自然に生かされながら生きていくことの意義を今一度確かめようということを基本に、色々な話をされました。
日本人の神は八百万の神、すなわち自然(森羅万象)が神になっており一神教のように教義経典はなく、自然を畏怖し感謝することが基本になっている。
から始まり伊勢神宮式年遷宮や東北大地震の話など多岐にわたった内容でした。

現代は余りにも経済社会になりすぎて、すべての基準が貨幣にゆだねた構造になって、心の精神がないがしろになり、精神構造が歪んだ社会になってしまって弊害が多く出始めて、混迷を深めているということに対する警鐘の講演内容でした。