2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

秋彩Ⅺ

西別院町柚原 薭田野町佐伯 畑野町千ヶ畑 畑野町土ヶ畑 西別院町笑路里山の色に嘘なき秋の色 【洒心】狭い地域の亀岡市 狭いながらも丹念に歩けば 同じ場所でも一年過ぎると また違った出会いがある 年ごとに違う微妙な気候を そのままに再現する 飽きること…

霧中の理

大井町並河 宮前町神前 五里霧中霧の向こうに幸あるや 【洒心】霧が立ち込め 遠くは見えず 見たければ歩くか 薄れてくるのを待つか 心のありようで 随分違ってくる

秋彩Ⅹ

畑野町土ヶ畑燃え盛る炎の如き照葉見ゆ 【洒心】夕陽に透かして見る紅葉は 一段と鮮やかに見えます 特に赤色は 夕陽の色と相まって 一段と輝きを増し 陽が沈むと一気に 色を失います 歳を重ねてきましたが 寿命が尽きるまで それの繰り返しなんでしょう

秋彩Ⅸ

西別院町犬甘野 本梅町西加舎 西別院町笑路山の端や様々な秋が過ぎゆく 【洒心】秋の色もそろそろ終焉に向かいつつ 晩秋はどんな表情が見られますかね

秋彩Ⅷ

東別院町湯谷白壁に怒りに燃えて蔦紅葉 【洒心】世の中腹が立つことばかり

秋彩Ⅶ

東別院町南掛陽弾けて銀杏黄葉の眩しけり 【洒心】生きている化石の銀杏 大木は堂々としているが 偉そうにしていない 種子は食用に 葉は畑に鋤き込むと 良い肥料になるという 何十年何百年と 人とともに生きる

秋彩Ⅵ

篠町森 西別院町神地里山の淋しさ払い秋の山 【洒心】山塊の里も春と秋の一時 草木が賑わいを見せます しかし秋の賑わいは春にくらべると 心の高揚がすくないです 冬の淋しさを思うからでしょうか

秋彩Ⅴ

旭町三俣渓谷 旭町谷川 篠町王子冷やかな霧薄れて野鳥鳴く 【洒心】当地は盆地であり 秋から春にかけて 毎日のように霧が立つ 11時ころまで晴れないので 洗濯物がなかなか乾かなくて 女房泣かせである

秋彩Ⅳ

本梅町西加舎 延福寺 曽我部春日部 曹流寺紅葉や鐘楼焦がし鐘三つ 【洒心】当地亀岡には社寺が多く 紅葉の名所が多くあります 名所にはめったに行きませんが そうではないところにも 綺麗な紅葉はあります

秋彩Ⅲ

西別院町犬甘野 篠町篠にぎやかな声も聞こえず竹の春 【洒心】当地の里山も 竹林が多くあります 秋には竹の葉が美しくなり 木々の紅葉との相性がよく ついついレンズを向けてしまいます

秋彩Ⅱ

西別院町犬甘野 篠町森渋柿や寒に揉まれて甘になる 【洒心】柿木は種類も多く形や大きさも様々で 葉もなかなか色づかないものも すぐ散ってしまうものもある 同じ期でも個性があって面白い

秋彩

曽我部町西条 千歳町千歳 耕雲寺より里山の向かいの町の秋夕焼け 【洒心】日ごとに木々の色付きが すすんでいます 夕焼けの色も心なしか 赤みが強くなってきたように感じます

どっちかな

旭町井戸の下通り雨悔し涙か竹の春 【洒心】秋雨ならぬ驟雨が竹林を濡らす 降る雨や竹をつたう雫は 嬉し涙か悔し涙か

MINAMOⅢ

宮前町神前静けさや水面の舞も静かなり 【洒心】昼間はお日様が出ると暖かい 赤とんぼも飛び 水面は正直に移ろいを映す

梢の紅

本梅町西加舎 桜木の葉は赤々と冬に入る 【洒心】ソメイヨシノの梢に残った葉に 西日が透けて紅色に輝いていた 立冬もすぎ朝晩は冷え込みが強くなってきました カエデ類の紅葉も一段と進むでしょう

利休にたづねよ

馬路町池尻蓮の実を飛ばして朽ちる花床見る 【洒心】利休にたづねよの映画をgyaoで見る 山本兼一の原作と大きく違った脚本ではなかったですが 秀吉の品のなさがもう一つ出ていなかったです 利休って本当にこんな人だったのでしょうかね~

気付けば

ヒヨドリジョウゴの果実 キクバヤマボクチ 西別院町大槻並 センブリ 薭田野町鹿谷秋の声ここよここよと囁いて 【洒心】野草の花や実などは 声を聴かないとなかなか見つけにくいです 宿根草はまた来年同じ場所でお目にかかれるかもしれないですが 一年草は会…

見惚れる

千歳町 耕雲寺より千代川町北ノ庄・宮前町神前を望む里の秋煙たなびき暮れなずむ 【洒心】稲の刈り取りが終わり 夕暮れ時にその藁を焼く煙が この日は遠くの山間域でも 焼かれていたのか 霧のように山塊に漂っていた 年に何度も見られない景色である

舞う

馬路町月読 大井町土田 薭田野町鹿谷白無垢の衣羽織りて能舞台 【洒心】 亀岡盆地は昔から霧の深いところでしたが 近年霧の発生時期が遅くなり 濃霧になることもすくなくなってきました 人口も増え人間の熱量が増えたためか それとも温暖化の影響でしょうか