色々

今日は植生調査の日でしたが雨で2回連続で中止になりました。
過日9日に5月の「梅の花絵画展」以来となる絵画展に行ってきましたが、それがこれです。

田舎の高校生の頃、画集でしか見られなかった黒田清輝安井曾太郎梅原龍三郎藤島武二藤田嗣治など有名どころの作品が展示され、とりわけ学生の頃よく模写した、佐伯祐三荻須高徳の絵を見ながら紅顔の美少年?のころ、一途に絵を描いていた頃を思い出しました。
半世紀たった今、ひねたヘンコツ爺になってしまったけれど、まあ、しょうがないか。
このところ遠出はほとんどしなくて田んぼに足繁く通っていますが、田んぼの草取りをしたり周囲の草刈をしたりの合間、小さな生き物を見て和んでいます。

田んぼや畑の生き物写真を貼り付けますが、昆虫や蜘蛛が苦手な方はパスしてください。
やっとヤブカンゾウが咲き出しました。

オオシオカラトンボの雌が産卵しています。

田んぼで初めて見るハラビロトンボの雌

アブがコガネムシを捕食していました。口吻を背中へ突き刺してお食事中。

餌食になったセマダラコガネですが、幼虫は根を成虫は木の葉や野菜の葉を食べます。

小学5年生くらいのイナゴかな

卵のうを抱えた母蜘蛛、スジブトハシリグモでしょうか。

今蜘蛛のベビーラッシュであちこちでコグモが見られます。

ちょっと刺激を与えるとこうなります。

モリアオガエルの卵も溶けて田んぼに落ちています。矢印のところがオタマジャクシです。

この写真を撮っているときに殺気を感じて眼を転じると、なんとシマヘビがこちらを睨んでおりました。長さ1mくらいで田んぼの長老主ではないです。マツケンさんごめんなさい。

畑の野菜もまずまず成長しておりますが、いわゆる害虫も見られます。
ホオズキカメムシ。ナス科の植物につきますが、わが畑ではピーマンやシシトウの茎に行儀よく並んで汁を吸っております。
ニジュウヤホシテントウ。ナスビの葉についていました。葉を食べますが左のほうの色が変わったところがその痕跡でしょう。

そばにいた白い虫ですが名前は分かりませんし、食害があるかどうかも分かりません。

田んぼも畑も無農薬ですからもちろん薬は散布しませんし、積極的に殺したりもしません。それぞれの生を自然のままにしておきたいと思っています。自然がうまく回りだすとそれほどの食害は生じませんが、自然の状態になるまでには長い時間がかかり、その間に異常発生したりしたときについつい農薬を散布したりしますと、ますます自然体系が壊れていきます。
この農法を始めて12年くらい経ち少しずつ改善していますが、まだまだ自然のサイクルがうまく回っているとはいえません。私が死ぬまでにできるかどうかもわかりませんが、自然の一部として共生できればと思ってはいます
サツマイモの葉に混じって違う葉が日に日に大きくなってきています。ウリかメロンだと思います。昨年獣に食べられたり気がつかなくて腐ったりしたものが発芽したのでしょう。これだから楽しいぐうたら農です。

おまけ。庭の花
キンシバイ

なぜか季節はずれのウツボグサですが、違う場所では5月終わりから6月初めに咲きましたがこの場所ではひと月おくれで咲きました。今年はナツツバキも多くの蕾をつけましたが、開花前に散ってしまいます。なにか変ですね。

わんこの散歩で。アオサギ