科学とは

今朝NHK総合TVで写真家白川義員「日本人を育てた風景を撮る」を見ました。
当然プロですから素晴らしい映像でしたが、一枚一枚心に響く写真でした。
その中で木々は葉を茂らせて無償で酸素を作っているが、科学では無償で作り出すことはできないことや、最後の2枚の写真で鹿児島の桜島の噴火と屋久島の縄文杉になぞらえて、火山の爆発を止められない人間の力のなさと、縄文杉が残ったのは人間にとって価値がなかったから残ったのだと言っていましたが、科学で何でもできると錯覚している人間のおろかさと、価値観を痛烈に批判している言葉が印象的でした。
やはり人間が自然の厳しさと素晴らしさから離れてきたことへの警鐘でしょう。
高齢にもかかわらず、精力的に撮影している姿にも圧倒された番組でした。
では私もこれから初撮りに出かけることにいたします。