久々のデート兼標本採集

昨日、花明山植物園から電話があり、2003年採集標本のヤマウコギの実がついた標本が欲しいので、採集して欲しいとの連絡があり、今日女房と採集地の昭和池まで出かけた。
北風が吹いて時折時雨れる天候で少し寒かった。
ヤマウコギが実をつけるのは9月から10月で、時期的には遅く、おそらくもう落ちてしまっているだろうな〜といいながら、ため池の周りを歩いていく。
紅葉も少し始まっているが、綺麗ではない。
このため池は、亀岡で一番大きなため池と思われるが、冬場は水を落としてしまい面白い景観を呈する。
4月から10月くらいまでは草花や木々の花が多く咲くが、11月も半ばでは咲いている花もほとんどない。
水のない昭和池

ヤマウコギは、道路管理のために枝を切られたりしてしているが、8年たって大きくなっていた。
肝心の実は予想したようについておらず、とりあえず枝を標本として採集した。
帰りに花が残っていた、ヒヨドリバナとイヌコウジュを採集した。
採集はしなかったが、リュウノウギクが以前の場所に絶えることなく咲いていた。

セイタカアワダチソウも、一時の花の鮮やかな黄色の勢いが失せ、ススキも北風に泳がされて寒そうであった。

雌のツマグロヒョウモン蝶が、もういくばくもない命を惜しむように、陽だまりの花の蜜を求めてひらひらと舞っていたし、

コバノガマズミの実が、少し色づいた葉の間から恥ずかしそうに、こちらを覗いていた。

イロハモミジの幼木が、大きな木に負けじと息んで赤くなっているが、
そのはるか上に大木のイロハモミジが、鮮やかな錦を広げていた。

久々に女房と二人きりの標本採集と、ウォーキングでありました。