今年最後の植生調査

今年も早いもので、今日で植生調査の最後となりました。
今日は第4週の日曜日ですので社叢調査です。
亀岡市宮前町神前(みやざきちょうこうざき)の天王神社でした。
小さな神社で、社叢というものはありません。
周りに木々がある程度でした。
神社の鳥居

本殿

大きな石碑が建っていました。
刻まれた文字を読んでみると、享保年間に大峯山に33回修行に出かけて、村の安泰を祈願したと刻んでありました。
この石碑の隣にも、天明年間の記がある同じような碑がたっていました。

肝心の植物ですが、珍しいものはなく、木本ではヒノキ、カヤ、イロハモミジ、ソヨゴ、マンリョウヤブコウジ、カナメモチ、草本ではアキノキリンソウハキダメギク(?)、ウシハコベなど、それにシダ類が数種、それぞれ採集しました。
ソヨゴ

マンリョウ

カナメモチ

ハキダメギク(?)要同定

ウシハコベ 
春の草花ですが最近は真冬を除き年中咲いている。これに限らずホトケノザタンポポなど季節感がなくなってきました。

今年一年、野山や社叢の調査をしました。
来年もまた4月から始めます。
長いスパンでの調査が必要です。
調査を始めて今年で7年、区切りの10年まであと3年、元気でいられるかな〜。