大飯原発再稼動と田んぼ

大飯原発が再稼動されることになりました。
野田首相が国民の安全安心を考えて決断したそうな。
全くばかげた決断であります。
私たち風下で暮らす住民が、福井県知事に対して『再稼働の前に、風下に住む私たちに説明責任を果たしてください』と申し入れしました。
以下長くなりますが申し入れの要旨内容を記します。

代表者による会見内容
 <申し入れは、京都北部から、いずれも30キロ圏にかかる舞鶴、綾部、南丹と、同
じく風下に立地する岐阜県から計4名が行い、申し入れ終了後、Uチューブのインタ
ビューを受けて福井県民にむけて流していただきました。
 申し入れには原子力安全課の課長補佐が対応、話がSPEEDIにおよぶや、対応でき
ないからと、急きょ危機管理課など3名を呼び寄せ、約45分にわたって申し入れまし
た。
 冒頭、福井県は『全国に先駆けて原子力専門員を配置し、国や関電に対してさま
ざまに安全対策の向上を求め、実現してきた』と胸を張る場面がありましたが、美浜
の重大事故など、対策は事故の後追いにすぎなかったことを私たちは知っています。
 そして何よりも、重要免震棟(オンサイトセンター)の未設置や、原発に近すぎ
て、過酷事故が起きれば放棄するしかない現存のオフサイトセンター、フィルター付
きベントや水素再結合器、防潮堤などが未完成なままに再稼働させようとしながら、
こうして高い専門性、安全性の保持を語ることに驚きました。
 『近隣住民は風下にあって、あなたがた県庁の職員が事務を執り、生活する嶺北
よりもはるかに過酷な被害を受ける身でありながら、わたしたちには何の説明もな
く、再稼働の判断にも関与させないという独善・不合理さ』 を強く訴えました。
 そして知事が野田総理に求めてきた近隣住民への説明責任を、今こそ知事自身が
果たすべきである、私達の安全をゆだねた覚えはないと訴え、SPEEDIによる結果予測
や、滋賀県提供の汚染予想データを開示しない事への抗議を行いました。
 危機管理課は『防災・避難計画は国が一元的に管理指導すべきものである。4月
に予定されていた新規制庁の発足と避難計画の指針作製を待っていたが、いまだに実
現しないので、2月に福井県の避難暫定計画を作って検討している。』と発言、福井
県の避難計画について説明しましたが、近隣住民の安全、不安への言及は全くありま
せんでした。
 福井県知事は、県民の避難を県内の東西への移動だけで完結するという、現実に
合わない机上のプランで済ませ、深刻な被害予測を県民に隠していますが、近隣自治
体住民の私達にとっては、被害予測データの公開は、避難計画を立て、命を守るうえ
で欠かせないものなのです。
 同じく風下にあたる岐阜県住民からは、若狭の水晶浜から飛ばした風船の落下調
査によって、岐阜が常時風下であることがあらためて明らかになったと、落下地点を
示す地図を示して同様の申し入れが行われました。
 私達は、原発を基幹的なエネルギーであると国に言わせ、再稼働によって原発
存からの脱却を阻もうとする知事の姿勢は、私達の将来の選択権すら奪おうとするも
ので断じて認められないという事もあわせて申し入れました。>

長くなりましたが、原子力村の輩とそれを取巻く利権に群がる輩が息を吹き返して来ています。
新たに事故が起きれば、大袈裟かも知れませんが日本の行く末は滅亡以外ありません。

畑の近況
田植えが済んで、稗やコナギが元気良く伸びてきています。
農薬を使わないから草が生えるのも当たり前で、どのあたりで折り合いをつけるか、彼たちと相談しながら除草しています。
先日、友人から沢山の野菜の苗をいただき、トマト、トウモロコシ、瓜数種類、カボチャ数種類、冬瓜、食用向日葵等草を刈った畑に植えました。
植える箇所に穴を開け、腐葉土とゴマの搾りかすを入れ移植しました。
トウモロコシ



カボチャ畑

以前植えたサトイモの葉に雨水が溜まって光っていました。

今年もササユリが一輪咲きました。


最近訪れた蝶 モンキアゲハ


カラスアゲハ

東北の人々が苦しんでいる今日、穏やかに暮らせる日常を願わずにはおれません。