野山調査

昨日は今年3回目の野山調査でした。
調査場所は大阪府に近い里山に向いました。
狭い谷に田んぼが連なり、獣避けのメッシュの金網が続いています。
この時期は野イチゴ類の実がなっています。
始めに目に付いたのがこれ。
ニガイチゴ:甘くて美味しいですが、核(種)をかむと苦味があります。

クサイチゴの花と実、これも美味しいのですが、この実はイマイチの味でした。


モミジイチゴ:苦味もなく甘みも強く美味しい

草本では
ササユリ:虫に喰われて少し可哀想(採集はしませんでした)

コモチマンネングサ

オニタビラコ

ウツボグサ

フタリシズカ

ヒメジョオン


ノアザミ

他にマムシグサムラサキカタバミ、イヌガラシ、イネ科数種、シダ類数種を採集
木本ではイボタノキ

他にウツギ、ヤマツツジモチツツジ、サルトリイバラ、ネジキ、エゴノキ等採集
一部にクヌギ林が残っていました。
昔はクヌギやアベマキなどを薪炭に利用していました。
これが4・50年ほど前の里山の風景です。

番外
調査、押し葉作業後田んぼの様子を見に行くと、モリアオガエルの卵塊が一番上の田んぼに1個、一番下に3個ありました。

ちなみに、シュレーゲルアオガエルの卵塊は、水面に近い畦などに産み付けられます。

何はともあれ、モリアオガエルが再度訪れてくれたことが嬉しかったです。