脱穀、籾摺り終わりました

稲刈り、稲木掛から3週間あまり、乾燥具合が心配でした。
水分16.5%でちょっと高めでしたが脱穀、籾摺りをしました。
脱穀ハーベスタで1時間ほど、籾摺りは2時間ほどかかりました。
収量は玄米で100Kgで、今までの最低記録を更新してしまいました。
原因は色々ありますが、まず直播をした3枚目の田んぼの稗がものすごく、例年の1/4の収量しかなかったこと。
もう一つは、一枚目の田んぼで稚苗の頃と、穂が実ってきた頃に鹿さんの胃袋に入ってしまったことの二つが主原因です。

3枚目の稗ですが、ばら撒きで播いたことで、稗と稲の区別ができなかったことです。
分けつしてくると見分けがつくのですが、このときすでに遅しでどうしようもありません。
筋蒔きにしていれば、株間に出てきたのは稗だとある程度分かり、除草できただろうと思います。
来年はどういった方法で直播をしようかと思案中です。
それと鹿さん、猪ちゃんは色々対策はしているのですが、敵もさる者引っ掻く者で、なかなか妙案が浮かんできません。
今年の冬は、とりあえず回りの山すその雑木を伐採(他の生き物のためには根こそぎにしたくはないのですが)して、バッファーゾーンを作る予定です。

例年150Kg〜200Kgの収穫があったので、今年はちょっぴり寂しいですね〜。
でも収量を上げるための積極的な農法をしている訳ではないので、しようがないでしょう。
今年も無農薬、無化学肥料で安心安全な米が取れたことに感謝し、他の生き物がそれほど犠牲にならなかった環境が保てたことで、満足するとしましょう。
これから田んぼは、見かけは寂しくなってきます。
でも水を張った田んぼの中には、メダカを初めヤゴなど色々な生き物がひっそりと息づいて、来年の春を待っています。
冬の間もなるだけブログに田んぼの姿をアップしていきます。
最後に春の田植えから稲刈り脱穀まで、お手伝いしていただいた皆さんに感謝します。
ブログを訪問下さった皆さんにも感謝します。
有難うございました。
今後もよろしくね。