久しぶりの映画

今日は「ミツバチの羽音と地球の回転」という映画を見てきました。
もうご覧になった方もいるかとは思いますが、紹介します。

これは、山口県上関町に建設予定の原発建設を止めさそうと、祝島の村民の30年に及ぶ反対闘争をとらえた、ドキュメンタリー映画です。
内容を話し出すと長くなりますのでやめますが、周りの海は生物多様性の宝庫であり、自分達の生活は自分達で守るという信念を貫く内容でした。
映画の中で、スエーデンの電力事情も紹介されていました。
スエーデンでは1980年代に原発は作らないということが、国民投票で決まってから、電力の自由化が促進され、太陽光、風力など今では個人が自由に、多数の電力会社から一番よいと思う電力を買えるということです。
今の日本の独占状態では、電気料金を下げるという形にはならないでしょう。
スエーデンの人たちも、日本の現状にビックリしていました。

この映画は自主上映で、あちこちの会場で上映会がおこなわれているようです。
機会があれば、ぜひ観て下さい。
風景や島の文化も紹介されていて、良かったです。

私の住む丹波地方も、ひとたび若狭湾に林立する原発が事故を起こせば、福島の二の舞になることは明白です。
そうなると、農業もできないし、ましてや住むこともできなくなるのです。
ちょっと考えさせられる一日でした。
その後、原発を見たことないという知人と一緒に、高浜へ行ってきました。

高浜原発

対岸の日本棚田百選の日引の棚田(2010.9撮影)

高浜の城山公園海岸(2010.9撮影)